Q1:臍帯血の民間保管にかかる費用は医療費控除の対象になりますか?
A1:原則として医療費控除の対象外です。所得税法上、控除対象となるのは「現に罹患している傷病の治療に直接必要な費用」であり、将来の病気に備える細胞保管は予防または保険的性質とみなされるためです。産院で支払う採取費用についても、治療の一環ではないため認められないケースが一般的です。
Q2:分割払いにした場合の手数料や月々の支払額の目安はどのくらいですか?
A2:信販会社を利用した分割払いの場合、支払回数(12回〜84回程度)に応じて実質年率数パーセントの分割手数料が上乗せされます。例えば総額約40万円を3年(36回)で支払う場合、月々の負担額は1万2,000円前後となりますが、一括払いと比較して数万円単位で総支払額が増加するため、家計への影響を綿密に計算する必要があります。
Q3:分娩時に十分な量の臍帯血が採取できなかった場合は全額返金されますか?
A3:契約先によって規約が異なりますが、一般的には保管基準に達しなかった場合、調製・長期保管料は全額返金または請求されない仕組みになっています。ただし、事前にお手元に届いた「採取キット費用」や返送送料、産院側で発生した作業謝礼等の実費(数千円〜数万円)は自己負担となり、完全な全額返金とはならないケースが多いため、契約前の規約確認が必須です。
Q4:保管した臍帯血は、きょうだいや両親の治療にも使用できますか?
A4:本人の自家移植だけでなく、HLA(ヒト白血球抗原)の型が適合すれば、きょうだいや家族の治療に利用できる可能性があります。全血球幹細胞の一致率は兄弟姉妹間で約25%(4分の1)とされていますが、適用される疾患の種類や医師の判断に左右されるため、家族全員の万能薬として期待することは避けるべきです。