十七世名人・谷川浩司を支えた妻の静かな決断と知られざる夫婦愛

十七世名人・谷川浩司を支えた妻の静かな決断と知られざる夫婦愛

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二人の絆が最も試されたのは、1995年1月17日のことである。地元・神戸を襲った阪神・淡路大震災。激しい揺れが街を破壊し、谷川の自宅も大きな被害を受けた。当時、王将戦の最中だった谷川は、惨状を目の前にして一時は対局辞退すら考えたという。

被災現場の混乱の中、妻は夫の背中を静かに押した。「棋士として盤に向かうことこそが、被災した人々への勇気になるはず」。水も電気も止まった極限状態の中で、妻は家事と復旧作業の全てを引き受け、夫を対局場へと送り出した。震災の苦難を乗り越えて勝ち取った王将位の防衛。その偉業は、夫婦が一つになって掴み取った感動の勝利であった。

松本 悠斗
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松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。