平面の作品作りに慣れた子どもたちが次に目指すのが、立体作品(3Dクラフト)の構築だ。近年、アイロンビーズの表現領域は平面から立体へと劇的な進化を遂げている。
立体作品の仕組みは一見複雑に見えるが、原理は至ってシンプルだ。凹凸のかみ合わせ(ジョイント部分)を考慮したパーツを平面上で焼き上げ、冷め切る前にパズルのように組み上げていく。サイコロ状の箱から、車輪が実際に回転するミニカー、さらには文房具を収納できるデスクオーガナイザーまで、実用性を兼ね備えた立体レシピが人気を集めている。
初心者でも失敗なく立体作品を作るための秘訣は、アイロンがけの「加圧」と「冷却」にある。溶かし具合を均一に保ち、パーツが温かいうちに重い本などでプレスして平らに固めることで、組み立て時のズレを劇的に減らすことが可能になる。