球場を特徴づける名物といえば、外壁を彩るツタと内野に敷き詰められた独特の黒土だ。あの独特な土の配合は、季節や天候、さらには湿度の変化に合わせてミリ単位で調整されているという。黒土と白砂を絶妙なブレンドで混ぜ合わせる職人の技が、水はけの良さと理想的な打球の弾みを生み出しているのだ。
また、リニューアルに伴い一時的に取り除かれた外壁のツタも、全国の高校野球加盟校から集められた種から大切に育て直され、再び青々と壁面を覆い尽くしつつある。一つひとつのレンガや土の粒にまで、球場を愛する人々の思いが凝縮されている。