福山市内の練習グラウンドを訪れると、十数年前とはまったく異なる光景が広がっている。バックネット裏にはラプソードやトラックマンといった弾道測定器がセットされ、球児たちは一投一打ごとにスマートフォンで自身の回転数や打球角度をチェックする。
指導者側もデータに基づいた個別フィードバックを徹底。「なぜ抑えられたのか」「なぜ飛距離が伸びないのか」を数値で可視化することで、選手の主体的な試行錯誤が促されている。限られた練習時間の中で最大限の効率を追求するスタイルは、学業との両立を目指す球児にとっても強力な武器となっている。