ポリウレタンには大きく分けて「エステル系」と「エーテル系」の2種が存在する。高分子化学の観点から見ると、化学構造に含まれるエステル結合は水分子による攻撃を極めて受けやすい特性を持つ。
化学エンジニアの解説によれば、エステル系ポリウレタンは耐油性や耐摩耗性に優れているものの、水分の存在下では水解反応を起こし、エステル結合がカルボン酸とアルコールに分解されてしまう。これが、素材がベタつき、最終的に砕け散る物理的なプロセスだ。一方でエーテル系は耐加水分解性に優れるが、コストや強度のバランスから、製品ごとに使い分けがなされているのが現状である。