最終決戦となった五稜郭の戦い、そして暴走する軍用列車の上で繰り広げられた死闘により、主要キャラクターの多くが生死の境界線を越えました。完結を迎えた今、公式情報および原作の結末データに基づく最新の生死ステータスは以下の通り整理されます。
- 戦死・死亡した主な人物:
- 土方歳三:五稜郭にて鯉登少尉ら第七師団と刃を交え、銃撃を受け壮絶な最期を遂げる。
- 牛山辰馬:アシㇼパを爆発から身を挺して守り、手榴弾の爆風を全身に受けて死亡。
- 宇佐美上等兵:尾形百之助との追跡戦の末、射殺される。
- 二階堂浩平:杉元への復讐に執念を燃やすも、自らの仕掛けた爆薬によって死亡。
- キロランケ:樺太・亜港にて谷垣・鯉登・月島との死闘の末、致命傷を負い息絶える。
- ソフィア・ゴールデンハンド:五稜郭にて鶴見中尉に撃たれ死亡。
- 尾形百之助:暴走列車にて杉元を追い詰めるが、アシㇼパが放った矢(毒矢と誤認)を受け、最期に勇作の幻影に「祝福」を見出しながら自らの銃で自決。
- 鶴見篤四郎:暴走列車から海へと転落し、生死不明(事実上の退場・行方不明)。
- 生存した主な人物:
- 杉元佐一:致命傷レベルの重傷を負いながらも驚異的な生命力で生存。梅子のもとへ戻り、治療費を手渡す。
- アシㇼパ:土地の権利書を守り抜き、アイヌ民族の誇りと文化の継承者として生きる。
- 白石由竹:金塊の一部を密かに持ち出し、東南アジア某国の王となる。
- 鯉登音之進:第七師団の新たな師団長となり、月島軍曹を右腕として部隊の近代化と北海道の復興に尽力。
- 谷垣源次郎:インカラマッとともに故郷・秋田へ帰り、多くの子宝に恵まれて天寿を全うする。
数多の血が流れた果てに、最も注目すべきは「杉元佐一とアシㇼパの関係性」の帰着点です。二人の関係は、恋愛感情や親子愛といった既存のラベリングを完全に超越し、互いの魂を救済し合う「相棒(イルオマプ)」として結実しました。杉元はアシㇼパの純粋さに触れることで日露戦争で失った「人間の心」を取り戻し、アシㇼパは杉元の献身によって自らのアイデンティティと民族の未来を切り拓く強さを得ました。金塊の狂気から解放された杉元が、再びアシㇼパの住むコタン(村)へと戻り、共に生きることを選んだラストシーンは、本作が単なるピカレスク・ロマンではなく「人間の尊厳の回復の物語」であったことを鮮烈に証明しています。