日本を取り巻く東アジアの安全保障環境が緊迫の度を増す中、特殊作戦群に求められる戦略的役割は大きく進化しています。かつて想定されていた都市部での対テロ事案への対処にとどまらず、南西諸島を中心とする島嶼部へのゲリラ・特殊部隊潜入への対抗、いわゆる「ハイブリッド戦・グレーゾーン事態」への即応が最優先課題となっています。
陸上総隊のもと、離島奪還を専門とする水陸機動団や海上自衛隊の特別警備隊(SBU)、航空自衛隊との統合運用能力が一段と強化されています。無人航空機(UAV)や電子戦装備を駆使した最新の不正規戦シナリオに対応するため、高度なサイバー・電磁波領域の知見を融合させた作戦行動能力のアップデートが継続的に進められています。