手取り16万円の場合、額面はおよそ20万円前後。一般的に家賃は手取りの3分の1(約5.3万円)以下が目安とされるが、現在の東京近郊や大阪などの都市部でこの条件に合う物件を探すのは至難の業だ。築年数が古いアパートや、駅から徒歩15分以上の物件、あるいはシェアハウスを選択肢に入れざるを得ない。
「都心へのアクセスを諦めて、各駅停車しか止まらない駅を選びました」と語るのは、都内のIT企業で働く20代後半の男性だ。家賃を4万8000円に抑えたことで、なんとか生活のベースラインを確保しているという。2026年現在、家賃の高騰は地方都市にも波及しており、住居費をいかに抑えるかが生活の成否を分ける最大の鍵となっている。