妻がつわりや体調不良に苦しみ、お腹の赤ちゃんの成長を気遣っている最中に、なぜ夫は別の女性へと目を向けてしまうのでしょうか。相談現場に寄せられる数多くの実例を分析すると、男性特有の未熟な心理と逃避願望が浮かび上がってきます。
最も多く見られるのが、「性的な欲求不満と身勝手な不満」です。妊娠中は母体と胎児の安全を最優先するため、性交渉が制限される期間が続きます。この変化を受け入れられず、「男として見られていない」「拒絶された」と勝手に孤立感を深め、欲求の捌け口を外部に求めるケースが目立ちます。
さらに根底にあるのが、「父親になるプレッシャーからの現実逃避」です。女性は妊娠初期から身体の変化を通じて自然と母親としての自覚が芽生えますが、男性側は実感が湧きにくく、家族を養う責任の重さに押しつぶされそうになり、独身時代のような自由を求めて現実逃避に走る傾向があります。また、妻の関心がすべてお腹の子どもに向かうことで感じる「激しい嫉妬や寂しさ」を言い訳にする男性も少なくありません。