手軽に使える塗り薬だからこそ、誤った使い方による思わぬ健康被害には十分な警戒が必要です。特に注意したい代表的なNG行為を整理しました。
1. 鼻の穴の中に直接塗る(絶対NG)
鼻づまりを一刻も早く解消したいからと、綿棒などで鼻腔内に直接ヴェポラップを塗り込む人がいますが、これは非常に危険です。基剤に含まれる油分(ワセリン等)が気管から肺へと微量に吸い込まれ続けると、「リポイド肺炎」と呼ばれる特殊な肺の炎症を引き起こす恐れがあります。また、デリケートな鼻粘膜を強く刺激し、かえって炎症を悪化させる原因になります。
2. 口や目の周り、傷口への使用
粘膜部位や傷口、湿疹のある部分への使用はできません。誤って目に入った場合は、直ちに大量の水で洗い流し、医師の診察を受けてください。
3. ラップや温湿布で過剰に密閉する
塗布した部位を食品用ラップで密閉したり、熱すぎるホットパックを直接当てたりすると、皮膚への刺激が強まり、かぶれや低温やけどの原因になります。通気性の良い衣服を着用するのが基本です。