ニキビトラブルを未然に防ぎ、穏やかに鎮静へ導くためには、パッケージのキャッチコピーではなく「有効成分の組み合わせ」を冷静に選別しなければなりません。ドラッグストアや専門店で選定する際の第一防衛ラインとなるのが、厚生労働省が一定の効果・効能を認可した薬用ニキビ美容液(医薬部外品)の指定です。
なかでも炎症の火消し役として確固たる実績を持つのが、植物由来の抗炎症成分であるグリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)です。活動期の赤ニキビ周辺で起きているプロスタグランジンの生成を抑制し、毛穴周辺の組織破壊を食い止めます。さらに、角質を柔軟にして毛穴詰まりを防ぐサリチル酸や、アクネ菌の増殖を抑えるイソプロピルメチルフェノール(IPMP)がバランスよくブレンドされているかを確認するのが鉄則です。
一方、赤みが引いた後の色素沈着や凹凸を防ぐニキビ跡ケアには、メラニン生成を阻害しコラーゲン産生を助けるビタミンC誘導体やトラネキサム酸が威力を発揮します。ただし、皮脂欠乏が原因で生じるフェイスラインの大人ニキビには、皮脂を強力に奪うタイプではなく、セラミドやヒアルロン酸などの保湿因子を損なわない設計が求められます。皮脂トラブルを起こしやすい毛穴に対してコメド(ニキビの初期段階)が生じにくいことを臨床試験で証明したノンコメドジェニックテスト済みの表記は、製品選定において妥協してはならない最低条件です。