同じアルコール飲料でありながら、ビールCMとハイボールCMとでは、求められる女優の資質が大きく異なる。ビールCMが「喉ごし」や「爽快感」、「みんなでワイワイ楽しむ元気さ」を前面に押し出すのに対し、ハイボールCMは「時間」や「空間」そのものを楽しむ情緒的なアプローチが主流だ。
ここで重要になるのが、過度にならない絶妙な「色気」と、親しみやすい「親近感」のバランスである。あざとすぎず、かといって冷たすぎない。視聴者が「自分もその空間に混ざりたい」と思えるような、絶妙な距離感を保てる演技力が求められる。この極めて繊細なニュアンスを表現できる表現力こそが、ハイボールCM女優に選ばれるための絶対条件なのだ。