ファンの間では長年、「『冬の幻』の歌詞はyasu自身の実話(過去の恋人との死別)ではないか」という憶測が飛び交ってきました。あまりに生々しい描写と、魂を削るような歌唱表現がその噂に火をつけた形です。
当時のインタビューや楽曲解説によると、この物語はyasu自身の完全な実体験ではなく、卓越したイマジネーションによって紡がれたフィクションです。yasuは「もし自分が最も愛する人を突然失ったらどうなるか」という極限のシチュエーションを自らに課し、主人公になりきって感情を極限まで投影してペンを走らせました。
Janne Da Arc時代から『Rainy〜愛の調べ〜』や『振り向けば…』など、まるで一本の映画のようなストーリー仕立ての楽曲を得意としてきたyasu。その持ち前の構成力と憑依型の作詞アプローチがあったからこそ、「実話に違いない」と確信させるほどの圧倒的なリアリティが生まれたと言えます。