近年、世界的な潮流となったサステナブルファッションという概念だが、彼はそれを何年も前から当たり前の日常として実践していた。ヘンプ素材の活用やリサイクル生地の採用、着古した服を再生させるアプローチ。それは流行に乗った環境アピールではなく、山での自給自足生活から自然に導き出された必然の回答だった。
地球環境と人間のライフスタイルがどう調和すべきか。理屈ではなく、自らの手と肌で確かめてきたからこそ、彼の生み出すプロダクトには嘘がない。本物を求める人々が彼のプロダクトに惹きつけられるのは、そこに込められた真摯なメッセージを感じ取るからにほかならない。