3週間の過酷な日々を乗り越えたとしても、プログラム終了の翌日にいきなりMAX測定を行ってはなりません。身体の深部には膨大な「構造的疲労」と「中枢神経系の消耗」が蓄積されており、この状態では本来の潜在能力を発揮できないためです。ここで鍵となるのが、正しいスモロフJr ピーキングの工程です。
プログラム終了後の第4週は、完全なディロード(積極的休養)期間として位置づけます。ベンチプレスを行うとしても、週に1〜2回、50〜60%の超軽量でフォームの確認と血流促進を図る程度に抑えます。このディロード期間中に疲労物質が抜け、過負荷によって眠っていた神経系の出力が一気に開花する「超回復(フィットネス・疲労理論におけるフィットネスの表出)」が起こります。
サイクル終了から7〜10日後、十分に神経が研ぎ澄まされた状態で初めて、真の1RMテストに挑みます。長期間にわたって記録が横ばいだったトレーニーが、このステップを忠実に踏むことによって、劇的なスモロフJr 停滞期打破を実感できるのです。測定後は即座にスモロフJrを再開するのではなく、通常の分割ルーティンに戻し、最低でも2〜3カ月は関節を休ませる期間を設ける必要があります。