巨大なフロアを縦横無尽に巡るのは、本拠点の心臓部である自動仕分けシステム(クロスベルトソーター)だ。高速で移動するセル上の小さなベルトが、指定のシュート(排出口)へ向かって荷物をすべり込ませる動きは、まるで精巧な時計仕掛けのダンスを見ているかのようだ。
1時間に数万件という爆発的な処理能力を維持しながら、荷物への衝撃を最小限に抑えるセンシング技術が随所に張り巡らされている。箱の角が少し潰れていようが、異形の形状であろうが、システムは怯まない。滑らかな傾斜と速度制御により、繊細な精密機器から日用品までが安全かつ高速に仕分けされていく。