湘南国際マラソンの攻略において、関門閉鎖時間とスタートロスの関係を正しく把握しておくことは極めて重要です。公称の制限時間はフルマラソンが6時間30分と比較的緩やかに設定されていますが、実際の運用には注意すべき落とし穴があります。
出走者数が2万人規模に達するため、安全確保を目的にウェーブスタート方式が採用されています。後方のブロックからスタートするランナーは、号砲からスタートラインを通過するまでに15分〜25分程度のタイムロスが発生します。しかし、コース上に設置された各関門の閉鎖時刻は「第1ウェーブの号砲基準」で固定されているため、後方スタートのランナーほど実質的な持ち時間が削られることになります。
完走率の推移を見ると、湘南国際マラソンは80%台後半で安定していますが、第4関門(約26km地点)および第6関門(約37km地点)での収容バス行きが多発する傾向にあります。前半の江の島折り返し地点までは追い風に乗ってオーバーペースになりやすく、後半の西湘バイパスに入った途端に向かい風とバンクに捕まるという典型的な失速パターンを避けるペースマネジメントが不可欠です。