父はプロ野球・西武ライオンズの名投手であり監督も務めた東尾修氏。偉大なスポーツマンの娘として生まれた彼女は、幼少期から「東尾の娘」という周囲の熱い視線と大きな期待を背負って育った。しかし、彼女が選んだ道は野球のボールではなくゴルフボールを追うことだった。
アメリカの名門フロリダ大学へ留学し、文武両道の環境でゴルフの腕を磨いた経験は、彼女の人間性を大きく形成した。英語を自在に操り、国際的な視野を持ち帰国した彼女は、1999年に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のプロテストに合格。ツアー優勝を果たすなど、実力派プレーヤーとしての地位を確立した。
偉大な父の影に隠れることなく、自らの腕一本でプロのアスリートとしての立場を築き上げたこと。この時期に培われたタフなメンタリティと勝負強さが、後の波乱に満ちた人生を支える強固なベースとなったことは間違いない。