覚醒剤(主成分:メタンフェタミン)は、中枢神経系を強力に刺激し、脳内の報酬系を司る神経伝達物質「ドーパミン」を通常の何十倍ものレベルで強制的に放出させます。この結果、極度の覚醒感、多幸感、そして一時的な性的衝動の亢進が生じます。この薬理作用を悪用し、性行為の快感を人工的に高めようとする行為が、ネット上などで「シャブ中セックス」などと俗称される現象の根本にあります。
しかし、薬効が切れるとドーパミン受容体の疲弊と枯渇により、極度の抑うつ、疲労感、強い不安に襲われます。この落差から逃れるため、あるいは再び同じ感覚を得るために使用頻度が増加し、短期間で「薬物なしでは性的な興奮はおろか、日常的な感情すら失われる」という二重の依存(薬物依存+性的嗜癖)に陥る構造が医学的に証明されています。