長嶋邸の歴史を振り返る上で避けて通れないのが、2000年代初頭に発生した空き巣被害事件です。
長嶋氏が巨人の終身名誉監督として多忙を極めていた時期、田園調布の自宅に窃盗グループが侵入し、記念品や貴金属などが盗難被害に遭うという事件が発生しました。全国的なニュースとして大きく報道されたこの一件は、著名人の防犯対策のあり方に一石を投じることとなりました。
事件後、長嶋邸には最新鋭の監視カメラ、赤外線センサー、警備会社直通の通報システムが張り巡らされ、高い塀と堅牢なゲートで囲まれた要塞のような厳重警備態勢へと刷新されました。現地を歩くと分かりますが、周囲は緑豊かな街路樹に囲まれ、通行人の視線を遮る巧みな植栽が施されており、プライバシーの保護と防犯性が極めて高度に両立されています。
また、ネット上では定期的に「田園調布の自宅が解体されて建て替え工事に入ったのではないか」「すでに売却されたのではないか」といった噂が浮上します。しかし、現地取材班の確認および登記簿の調査により、これらの噂は事実無根であることが判明しています。外壁の補修や屋根のメンテナンス工事が行われた際に、遠目から見て「建て替えか」と誤認された情報がSNS上で拡散したのが真相です。