大阪のチーズシーンを語る上で欠かせないのが、近隣府県の酪農家との強力なパートナーシップだ。兵庫・淡路島、木津川、あるいは滋賀の自然豊かな牧場から届けられる質の高い生乳。これを大阪市内の工房で加工する「地産地消」の取り組みが急速に広がっている。
輸入チーズが高騰するなか、新鮮でトレーサビリティの明確な国産生乳を使ったチーズは、安心感と持続可能性の観点からも高く評価されている。地元の銘酒の酒粕を使って表面を磨き上げた熟成チーズや、和歌山産の柑橘ペーストを添えたデザートチーズなど、関西ならではの食材と融合させたオリジナリティ溢れる商品が次々と誕生。地域経済の循環を促す成功モデルとしても脚光を浴びている。