二人の間には、2002年に誕生した長女がいる。高齢出産ということもあり、田中は並々ならぬ愛情を注いで娘を育ててきた。深沢もまた、子育てに深く関わり、家族の時間を大切にしてきた父親だ。娘が成人し、社会人として自立したことは、夫婦の関係性を見直す大きなきっかけになったと言われている。
子供中心だった生活が終わり、再び「男と女」あるいは「個人と個人」に戻ったとき、夫婦がどのような選択をするか。これは現代の日本社会における多くの熟年夫婦が直面する課題でもある。田中と深沢は、娘がしっかりと自分の足で歩み始めたことを見届けてから、それぞれのセカンドライフをスタートさせる決断を下したのだ。