文化的な成熟度も、この街の魅力を語る上で欠かせない。見逃せないのが、全国的にも極めて珍しい常設の地域ミュージカル劇場「坊っちゃん劇場」の存在だ。
2006年の開館以来、四国や瀬戸内の歴史・人物を題材としたオリジナル作品を年間通して上演し続けており、累計来場者数は100万人を大きく突破している。単なる観光施設にとどまらず、地元の子どもたちが本物の舞台芸術に日常的に触れる教育の場としても機能。劇場周辺にはカフェやギャラリーが自然発生的に集まり、ローカルなアートシーンの発信地となっている。
地方都市でありながら、日常のすぐ隣に「生のエンターテインメント」が存在する贅沢。2026年、文化による地域創生のモデルケースとして、国内外の自治体からの視察が後を絶たない理由がここにある。