長年にわたり初期作品の権利関係で複雑な問題を抱えていたガイナックスの経営破綻と歴史的幕引きは、エヴァンゲリオンというIPにとって決定的な転換点となった。これにより、すべての版権とアーカイブ管理が株式会社カラーへと完全かつ明確に集約されたのだ。
かつて『新世紀エヴァンゲリオン』として世に出た伝説的タイトルは、法的な縛りや権利の分散から完全に解き放たれた。カラーによる一括管理体制が整ったことで、過去作品のリマスターやアーカイブ事業のみならず、スピンオフや新たな世界観の構築に至るまで、迅速かつ大胆な意思決定が可能になった。この権利の整理こそが、新たなプロジェクトを始動させる最大の推進力となっている。