ドラマ界のみならず、映画界でも彼の評価は突出しています。新海誠監督のアニメーション映画『すずめの戸締まり』での宗像草太役(声の出演)や、『ホリック xxxHOLiC』での好演により、第46回日本アカデミー賞新人俳優賞および話題賞を受賞。さらに映画『夜明けのすべて』、そして名匠・塚原あゆ子監督と稀代の脚本家・坂元裕二がタッグを組んだ映画『ファーストキス 1ST KISS』への出演など、一流の映画人たちからラブコールが絶えません。
なぜ松村北斗の演技はここまで高く評価されるのでしょうか。その理由は主に3つの要素に集約されます。
1. 「引き算の美学」を感じさせる視線と間合いの表現
大げさなセリフ回しに頼らず、わずかな視線の揺らぎや唇の動き、呼吸の乱れだけでキャラクターの心情を伝える技術に長けています。
2. 徹底的なリサーチと役への没入度
『パーフェクトワールド』での車いす操作や『カムカムエヴリバディ』でのネイティブに近い英語発音など、役柄のバックボーンを身体に染み込ませるストイックな準備を怠りません。
3. 自身を消して役に溶け込む柔軟性
SixTONESとしての華やかなオーラを完全に消し去り、市井に生きる平凡な青年からエキセントリックな天才まで、作品の世界観に調和する「器」としての柔軟さを持っています。