ただし、「守りたい」という感情の扱いには注意が必要だ。他者の守りたいポイントに依存しすぎるあまり、自立心を失って共依存の関係に陥ったり、守る側が過度なコントロール欲求(支配欲)へと歪めてしまっては、健全な関係は崩壊する。
健全なパートナーシップにおいては、保護と自立のバランスが欠かせない。一方が常に守られる側、他方が常に守る側という固定化された役割ではなく、場面に応じてお互いが弱みを見せ合い、互いに支え合う流動性こそが長期的で良好な関係を支える。
誰かの脆さに触れ、愛おしさを覚える瞬間。それは私たちが人間として他者と深く繋がり合える素晴らしい感性の証である。自分自身の弱さを隠さず受け入れ、相手の脆さを包み込むしなやかさを持つことこそが、めまぐるしく変化する時代のなかで、真に豊かな人間関係を育む鍵となるだろう。 (出典: 庇護 欲(Yahoo!ニュース))
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