ファッションにおいて誰が見ても「整っている」と認識する色彩構成には、明確な数値基準が存在します。それが「ベースカラー60%:アソートカラー30%:アクセントカラー10%」の比率です。ネイビージャケットとグレースラックスを組み合わせる王道のジャケパンスタイルにおいては、この比率を正しく当てはめるだけで、一気にこなれた高級感が生まれます。
具体的には、全身の主面積となるスラックスまたはジャケットを60%(ベース)、もう一方を30%(アソート)とし、残りの10%(インナー、ネクタイ、チーフ、靴、バッグなどのアクセント)に白や淡いサックスブルー、あるいは上質なレザーの質感を差し込みます。特に日本のビジネスシーンで最も美しく映えるのは、「ミディアムネイビー(30%)× ミディアム〜ライトグレー(60%)× 白・シルバー(10%)」の組み合わせです。
また、スーツの着こなし術においてネイビースーツを着用する場合、グレーのベストを差し込む「オッドベスト」の技法があります。この場合もネイビー80%の中にグレー20%が差し込まれるため、Vゾーンに絶妙な陰影が生まれ、英国紳士のような格式高い品格を醸成できます。