東大阪市の都市アイデンティティを語る上で欠かせないのが、全国に名を馳せるものづくり中小企業の圧倒的な技術力です。人工衛星「まいど1号」の開発で脚光を浴びたように、金属加工、金型、プラスチック成形など、あらゆる分野で世界シェアを誇る企業が集結しています。オープンファクトリーイベント等を通じ、子どもたちが幼少期から最先端の技術と職人技に触れられる環境は、他都市にはない唯一無二の教育的価値といえます。
また、スポーツと文化の拠点も充実しています。「ラグビーの聖地」として名高い花園ラグビー場へのアクセスは、近鉄奈良線「東花園駅」から徒歩約8分と極めて良好。2019年のワールドカップ開催時に改修された美しいスタジアムは、国際試合から高校ラグビーまで熱気あふれるドラマを生み出し続けています。
文学の薫りを感じたいなら、八戸ノ里駅から徒歩圏内にある司馬遼太郎記念館が外せません。世界的建築家・安藤忠雄氏が設計したコンクリート打ち放しの館内には、約2万冊の蔵書が並ぶ大書架が広がり、知的な静寂を提供しています。
そして市民のソウルフードとして外せないのが、高井田系ラーメンに代表される東大阪グルメです。真っ黒な濃口醤油スープに極太ストレート麺、たっぷりのざく切り青ネギと極太メンマが乗った一杯は、朝早くから働く町工場の職人たちの塩分補給として誕生した歴史を持ちます。下町の情緒と活力に満ちた食文化は、この街で暮らす大きな楽しみの一つです。