事の発端は、2026年2月15日に行われたライブ配信での出来事でした。当時、人気格闘ゲーム『鉄拳』の女性プロゲーマーとしてトップクラスの知名度を誇っていたたぬかな氏は、自宅でウーバーイーツを利用した際の配達員とのやり取りを雑談テーマとして語り始めました。
自宅の連絡先を聞かれそうになったという恐怖体験を語る流れの中で、話題は配達員の容姿や体格へと波及。その中で口をついて出た「背が低くて、たぶん165(cm)くらいしかなかった」「170ないと正直人権ないんで」という言葉が、配信の切り抜き動画を通じてSNS上へ爆発的に拡散されました。
ゲーム業界の俗語として「人権=必須アイテムや最低限の性能」というスラング感覚で使われた文脈があったものの、一般社会における人権侵害・身体的特徴への差別発言として瞬く間に大炎上へ発展。批判の矛先は本人だけでなく、彼女をサポートしていたメインスポンサー各社へも激しく波及しました。
事態を極めて重く見た所属チーム「CYCLOPS athlete gaming(CAG)」は、発言の翌日である2月16日に厳重注意と謝罪文を公表したものの火消しには至らず、翌2月17日には選手契約の解除を電撃発表。レッドブルをはじめとする主要スポンサーも即座に契約解除やWebサイトからのプロモーション削除を実施し、トッププロの座から一瞬にして追放される結末を迎えました。