福島善成の肉体改造は、単に体重を落とすだけのダイエットとは根本的に異なります。骨格と筋肉量を極力維持しながら、ライト級のリミット(道着込みで76kg以下、あるいはフェザー級リミット)まで絞り込む緻密な筋肉と減量のマネジメントが実践されました。
かつての福島は、腕力に任せてフライパンを曲げるなどパワー系の芸風で知られていました。しかし過去には、バラエティ番組の力比べ企画や腕相撲での骨折という大怪我を経験。筋力だけに頼る危険性と自身の身体の限界を痛感した苦い過去があります。そのトラウマを払拭したのが、力学と技術で相手を制する柔術の理論でした。
食事管理においては、高タンパク・低脂質を徹底しつつ、PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物)をグラム単位で記録。日々のハードなスパーリングとフィジカルトレーニングを組み合わせることで、40代後半とは思えない割れた腹筋と分厚い背筋を作り上げました。かつてのぽっちゃりとした巨漢の面影は消え去り、現在では専門誌の表紙を飾るほどの機能美を誇っています。