花火大会を快適に楽しむ上で、近年最も大きな変革が起きているのが「エリアの有料化」と「マイカー規制の厳罰化」です。行き当たりばったりの行動は、炎天下の長蛇の列や無駄な出費に直結します。
まず、有料席のチケット当日券についてです。門司側・下関側ともに、警備コストの上昇や安全対策の強化に伴い、無料で見学できるフリーエリアは年々縮小傾向にあります。公式発表資料によると、指定席や環境整備協力チケットは例年7月中旬から下旬にかけて前売り枠の大半が完売します。当日券が会場周辺の特設テントで販売されるケースもありますが、猛暑のなか数時間並ぶ必要があり、販売数も極めて限定的です。「当日現地で調達すればいい」という甘い見通しは捨て、事前予約を済ませておくのが賢明な選択です。
さらに深刻なのがマイカーのアクセスです。大会当日は両岸の主要幹線道路(国道9号、国道198号など)で大規模な交通規制が実施されます。会場周辺に一般車用の無料駐車場は一切用意されず、周辺コインパーキングも午前10時には満車となります。
車を利用せざるを得ない場合、関門海峡花火大会の駐車場予約は民間駐車場予約サービス(akippaやタイムズのB等)を活用し、数週間前から会場から数駅離れた場所を確保するのが唯一の現実解です。また、下関側では郊外(ボートレース下関周辺など)に臨時駐車場が設けられ、そこからシャトルバスが運行される年もありますが、終演後の復路バス乗り場は長蛇の列となり、乗車までに1時間以上を要することも珍しくありません。