遊具で遊ぶだけがこのテーマパークの魅力ではない。一歩森の奥へと進むと、落ち葉や木の実、泥や昆虫といった「自然の素材」そのものを教材にしたワークショップが日替わりで開催されている。
マニュアル通りの工作教室とは一線を画す。あらかじめ用意された完成形を目指すのではなく、「森で拾ってきたものを使って何を作るか」を子ども自身に考えさせるスタイルだ。プレイリーダーと呼ばれるスタッフは、やり方を教えるのではなく、問いかけによって興味を引き出す黒衣に徹する。
水たまりに手をつっこみ、服をドロドロにしながら夢中で秘密基地を作る子どもたちの姿。都市部ではなかなか許されない「全力の道草」が、ここでは最高の学びとして推奨されている。画面上のピクセルでは味わえない、泥の冷たさや乾いた木の皮の匂いが、幼少期の記憶に深く刻まれていく。