重大な犯罪が解決を迎える一方で、歳月が流れても犯人検挙に至っていない重要未解決事件が茨城県内には残されています。警察庁指定の捜査特別報奨金対象事案を含むこれらの事件では、現在も専従捜査員による情報収集が続いています。
代表的な事案として挙げられるのが、1999年に牛久市で発生した女子大学生殺人事件や、2003年に五霞町の道路側溝で女子高校生の遺体が発見された事件です。いずれも発見現場周辺の遺留品や目撃情報の精査が行われていますが、犯人の特定には至っていません。
かつて未解決と恐れられた美浦村の女子大学生殺害事件(2004年発生)が、発生から13年後の2017年にDNA再鑑定技術の進展によって容疑者逮捕へと結びついた前例があります。捜査幹部は次のように語っています。
「科学技術の進化により、当時は判別不能だった微量なDNA試料から新たな手がかりが得られるケースが増えている。公訴時効が撤廃された殺人事件において、捜査の手を緩めることは絶対にない」
遺族による懸命な情報提供の呼びかけとともに、茨城県警察は事件事故情報の窓口を常に開いており、市民からの些細な目撃証言が真相解明の鍵を握っています。