立川シネマシティを訪れる際、最初に理解しておくべきがシネマ・ワン(CINEMA・one)とシネマ・ツー(CINEMA・two)の違いです。同じシネマシティでありながら、両者は物理的な場所もコンセプトも明確に分かれています。
立川駅北口の繁華街に位置する「シネマ・ワン」は、1994年に開館したシネマシティの原点ともいえる本館です。地上通路沿いのビル内に1階から4階にかけて全6スクリーン(シネマ1〜シネマ6)を備え、都市型シアターらしいクラシックで洗練された佇まいを誇ります。シネマ・ワンの最大の特徴は、音の解像度と空間の広がりに重きを置いた「極上音響上映」にあります。調音された繊細なサウンド設計は、ミュージカル映画、クラシック音楽劇、ドラマ作品、アニメーションの繊細な環境音まで、制作者の意図を忠実に再現します。
対して、モノレール沿いに北へ数分歩いた場所にある「シネマ・ツー」は、2004年に誕生した別館です。巨大サブウーファーを駆使して身体を芯から揺さぶる「極上爆音上映(極爆)」の代名詞的存在であるaスタジオを擁し、アクションやSF大作で圧倒的な熱狂を生み出しています。
「繊細な音の粒立ちや台詞の美しさをじっくり味わいたいならシネマ・ワン」「重低音の風圧や大迫力のライブ感を体感したいならシネマ・ツー」というように、作品のジャンルや求める鑑賞体験に応じて使い分けるのが通の鑑賞スタイルです。