東京23区の新築マンション平均価格が1億円の大台を当然のように超え続ける中、子育て世代の限界感はピークに達している。都内のIT企業でフルリモート勤務を続ける41歳の男性は、今年春に品川区の賃貸マンションを引き払い、神戸市須磨区の海が見える中古一戸建てを購入してリノベーションした。月々の住居費は半減し、子どもをのびのび育てられる環境を手に入れたという。
「東京での生活は、毎月の家賃と保育園の抽選に追われる日々だった。神戸なら新幹線で新神戸から東京へ2時間半足らずで戻れるため、月1〜2回の出社にも支障がない。生活の余白がまったく違う」と男性は話す。