半導体や素材といった既存の大規模産業にとどまらず、最先端科学を背景としたイノベーションの育成にも余念がない。その中核を担うのがディープテック支援ファンド事業だ。
量子コンピューティング、核融合、次世代AIハードウェア、合成生物学。これらのディープテック領域は、事業化までに数年から十数年の歳月を要する。研究成果が製品化に至る前に資金が底をつく「魔の川」や「死の谷」を乗り越えるため、長期的かつ継続的な資本供給が欠かせない。
大学や国立研究機関に眠る高度な技術シーズを見出し、グローバル市場で戦えるスタートアップへと育て上げる。民間ベンチャーキャピタルだけではカバーしきれない大規模な実証実験や設備投資を支えることで、次世代の産業の柱をゼロから創出する試みが着々と進んでいる。