彼らの魅力を語る上で欠かせないのが、菅生家のユニークな環境と固い絆だ。長兄である菅田将暉の本名は「菅生大将(すごう たいしょう)」。その3人兄弟の次男が「こっちのけんと」こと菅生生樹(すごう いっき)、そして三男が俳優の菅生新樹(すごう あらき)である。全員が「菅生」の姓を持ちながら、長兄と次男はアーティスト名を用い、三男は本名で活動するというスタイル自体が実に興味深い。
芸能界や音楽業界へ足を踏み入れた背景も三者三様だ。次男のこっちのけんとがアカペラサークルでの活動を経て独自の音楽表現を模索し始めた一方、三男の菅生新樹は大学卒業のタイミングで本格的に俳優を志した。偉大な兄の影を意識せざるを得ない環境でありながら、彼らが自己表現を恐れなかったのは、互いの才能を認め合う家族の温かい後押しがあったからにほかならない。