100メートル走を駆け抜け、騎馬戦で激しく競り合っても一切乱れない。そんな耐久性とスマートな見た目を両立させる鍵は、ベース作りの一手間にある。トップヘアスタイリストたちが口を揃えるのは、アレンジ前の「テクスチャーの仕込み」だ。
乾いた髪に直接ゴムを通すのではなく、軽めのスタイリングバームを毛先から中間まで均等になじませる。これだけで髪同士の摩擦力が増し、激しい運動でも結び目が緩まなくなる。仕上げにはハードスプレーを全体へ振りかけるのではなく、コームの歯に吹き付けてから表面をなでるように整える。このプロ直伝の技法により、バリバリに固まった不自然さを避けつつ、競技中も写真映えする柔らかな質感をキープできる。