『進撃の巨人』の物語において、初期は単なる不気味な無垢の巨人の一体として描かれていた「笑顔の巨人」。その正体がダイナ・フリッツ(Dina Fritz)であると判明したのは、原作第86話「あの日」(アニメ第57話)でした。彼女はパラディ島へ逃れずマーレ大陸側のエルディア人収容区に残った、由緒正しきフリッツ王家の最後の生き残りです。
約80年前の巨人大戦の折、145代カール・フリッツ王が民を率いて三重の壁へと退いた際、王の決定に従わず大陸に留まる道を選んだ王家の一派が存在しました。ダイナはその末裔として、マーレ政府の厳重な監視をくぐり抜けながら地下組織「エルディア復権派」の前に姿を現します。当時、革命の旗印を求めていたグリシャ・イェーガーたちにとって、王家の血を引く彼女の合流はまさに「神の啓示」にも等しい出来事でした。 (出典: ダイナ フリッツ(Yahoo!ニュース))
ダイナは復権派の精神的支柱となり、やがて同志であったグリシャと結ばれ、長男ジーク・イェーガーを出産します。しかし、この結婚と出産こそが、一家を破滅へと導く引き金となりました。グリシャとダイナは、マーレの「戦士候補生」にジークを送り込み、内側からマーレを転覆させる二重スパイとしての英才教育を幼少期から施します。国家と民族の復権という重すぎる期待を背負わされたジークの心は限界を迎え、結果としてわずか7歳の実の息子によって両親と復権派はマーレ治安当局へ密告される
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