愛犬の「声」にも複雑な心理が反映されています。犬の鳴き声の意味の真相を探ると、音の高さ(ピッチ)、持続時間、繰り返しの頻度によって感情が緻密に表現されていることが分かります。
例えば、甲高い短音の連続吠えは「興奮や遊びへの誘い」であることが多い一方、低く響くような連続吠えは「警戒や侵入者への警告」を意味します。また、人が不在の際に高音で切なく鳴き続ける遠吠えのような声は、孤独感や激しい不安の表れです。
飼い主を最も悩ませる犬が唸る理由と心理ですが、唸り声は決して「支配欲」や「ワガママ」だけで生じるものではありません。その大半は「これ以上近づかないでほしい」「自分の身を守りたい」という恐怖に基づいた最終警告です。唸っている犬に対して体罰や大声で叱りつけると、警告のシグナル(唸り)を出さずにいきなり噛みつく犬へと変化してしまう恐れがあります。唸りは愛犬からの「限界サイン」と受け止め、まずは原因となる刺激から距離を取ることが鉄則です。