中級者から大人のモデラーまで熱中させているのが、長物(ロングガン)と呼ばれる大型モデルの製作です。特に人気が高い「ダンボール製ショットガン」と「スナイパーライフル」は、単に輪ゴムを飛ばすだけでなく、操作アクションそのものを実銃に近づけた設計図が用いられます。
ショットガン製作の醍醐味は、フォアエンド(前方の握り)を手前に引いて戻す「ポンプアクション機構」です。ダンボールを丸めて作ったダミーの散弾シェル(薬莢)を機関部に装填し、ポンプを引くことでチャンバー(薬室)に送り込み、発射後にスライドを引くと横のスリットから空薬莢が外へ飛び出す(排莢)ギミックをダンボールだけで組み上げることが可能です。
一方、スナイパーライフルでは、ボルトハンドルを起こして後方に引き、再び押し込んでロックする「ボルトアクション機構」と、遠距離を狙うためのスコープやバイポッド(二脚)の造形がハイライトとなります。銃身が長くなる分、内部にアルミパイプや木の丸棒を芯材として埋め込むことで、たわみや歪みを防ぐ高剛性設計が採用されます。これらのギミックを完全再現した設計図はまさにペーパーエンジニアリングの結晶であり、完成時の達成感は格別です。