週末の現地を訪れると、かつての「歴史好きのシニア層」中心の光景は一変している。Z世代を中心とした若者や海外からの旅行者が、発掘現場を一望できるテラスやデジタル展示館に長い列を作っているのだ。
SNSでは、出土した遺物の微細な造形美や、発掘速報の動画が瞬く間に拡散する。古代のロマンを「自分ごと」として共有し、リアルタイムで進行する歴史の発見を体験するエンターテインメントとしての遺跡散策。現地限定のコラボグッズや、発掘現場をイメージした本格的なカフェメニューも登場し、歴史観光の新しいエコシステムがここに誕生している。