税制上のメリットが大きいふるさと納税ですが、現場のユーザーの声や税務相談の現場からは、いくつかの典型的な失敗事例が報告されています。
1. 寄附者名義と決済クレジットカードの名義不一致
最も多いミスのひとつが、妻が自身のアカウントで寄附を申し込み、決済に夫名義のクレジットカードを使用してしまうケースです。寄附金控除は「寄附をした本人」にのみ適用されるため、名義が異なると税務署や自治体で控除が否認される恐れがあります。必ず控除を受ける本人の名義で申し込みおよび決済を行う必要があります。
2. 住民税控除が反映されているかの確認漏れ
「手続きをしたのに本当に税金が安くなっているのか分からない」という声は非常に多く聞かれます。住民税の控除結果は、寄附した翌年の5〜6月に勤務先から配布される「給与所得等に係る市民税・県民税 特別徴収税額の決定・変更通知書」の「税額控除額」欄で確認できます。この欄に寄附額マイナス2,000円相当の金額が反映されているか確認するまでがふるさと納税の完結です。
3. 冷凍庫の容量オーバーと配送時期の重なり
年末にまとめて寄附をした結果、年明けに大量の冷凍肉や海産物が一斉に届き、家庭用冷凍庫に入り切らずに近隣へ配る羽目になったという体験談は枚挙にいとまがありません。定期便の活用や、常温保存可能な日用品(トイレットペーパーや米など)を織り交ぜる工夫が求められます。