面接室の扉を開けた瞬間から退室するまでの挙動は、受験生の生活態度や緊張耐性を雄弁に物語ります。形式的な礼法にとどまらず、敬意と落ち着きを伝える大学面接のマナーと入退室手順を整理します。
失点を防ぐ入退室手順のチェックリスト
- 入室時:ドアをゆっくり3回ノック(2回はトイレノックのため厳禁)。「どうぞ」の声を聞いてから「失礼いたします」と発声して扉を開け、静かに両手で閉める。
- 一礼:ドアの前で30度の角度で一礼。背筋を伸ばし、椅子の左側(または後方)へ進む。
- 着席:「受験番号と氏名をどうぞ」と促されたら名乗り、「おかけください」と言われてから「失礼いたします」と一礼して着席する。
- 着席姿勢:背もたれに寄りかからず、拳ひとつ分空ける。手は膝の上(男子は軽く握り、女子は重ねる)。視線は面接官の鼻梁から胸元付近を柔らかく捉える。
- 退室時:面接終了の合図後、座ったまま「本日はありがとうございました」と一礼。立ち上がって椅子の横で再度一礼し、ドアの前で面接官に向き直り「失礼いたします」と深く一礼して退室。
合否を分ける逆質問の例:差別化を生む質問とNG質問
「何か質問はありますか」と尋ねられた際、合否を分ける逆質問の例として好印象を残すものと、評価を下げるものは明確に分かれます。
- 評価を高める逆質問の例:
- 「貴学で〇〇教授のゼミを志望しておりますが、入学までに読んでおくべき専門書や深めておくべき素養があればご教示いただけますでしょうか。」
- 「貴学の特色である〇〇地域でのフィールドワークにおいて、過去の先輩方が直面した最も大きな課題は何だったのでしょうか。」
- 評価を下げるNG逆質問の例:
- 「貴学の留学制度は何年生から使えますか?」(パンフレットを読めばわかる内容)
- 「特にありません」(知的好奇心や関心の欠如とみなされる)