絵文字がポップカルチャーやグローバル社会に与えた影響の大きさは、ハリウッド映画『絵文字の国のジーン』(原題: The Emoji Movie)などの作品にも色濃く反映されている。多種多様な感情や記号がひとつの世界で意思を持って生きる様を描いたこの作品は、デジタル記号が現代人のコミュニケーションにおいていかに不可欠な「個性の拡張」となっているかを象徴的に示した。
作中に登場する様々なキャラクター同様、「手を合わせる」記号もまた、コンテキストによって一喜一憂のドラマを生み出す独立したシンボルへと進化している。一枚の画像が言葉以上の意味を背負い、映画の題材にまで発展する現象は、視覚言語が言語の壁を越えた地球規模の共通語になった証拠と言えるだろう。