彼らの原点を知る上で欠かせないのが、母体となった大所帯の男系劇団「劇男一世風靡」の存在だ。数百名におよぶ若い男たちが集い、週末の原宿で繰り広げた街頭パフォーマンスは、路上をそのまま熱狂の劇場へと変貌させた。警察の指導や時代の風圧を跳ね返し、自分たちの表現場所を自らの手で切り開く泥臭くも圧倒的なエネルギーがそこには満ちあふれていた。
その大集団の中から、音楽とダンスでより尖った表現を追求するために選抜された7名こそが「一世風靡セピア」だった。リーダーの小木茂光を中心に、哀川翔、柳葉敏郎といった強烈な個性を放つ若者たちが結集。媚びない、笑わない、ひたすら硬派を貫くスタイルは、軟派な芸能文化への強烈なアンチテーゼとして若者文化の最前線に君臨した。