しかし、ミルウォーキー・ブルワーズも黙って指をくわえていたわけではない。若き主砲ジャクソン・チューリオの鋭いスイングと、ベテランのクリスチャン・イエリッチが見せる異常なまでの選球眼。この新旧の軸が噛み合ったときの破壊力は、パドレスバッテリーにとって最大の脅威となった。
5回を過ぎたあたりから、ブルワーズ打線は明らかにダルビッシュの球数増を狙うファール打ちに切り替えた。低めの変化球を見送り、高めのストレートだけをカットして粘る。この泥臭いアプローチによって、好投を続けていたダルビッシュのスタミナは確実に削り取られていったのだ。