1947年、終戦直後の混乱期に彼女は宝塚歌劇団の門を叩いた。入団直後からその抜群の透明感と清楚な美しさで脚光を浴び、瞬く間に娘役トップとしての地位を確立する。宝塚の舞台で培われた品格と洗練された立ち振る舞いは、後の女優人生における揺るぎない土台となった。
やがて彼女の才能は劇団の枠を超え、東宝のスクリーンへと広がっていく。映画の世界へ本格的に進出すると、宝塚時代からのファンはもちろん、全国の映画館を訪れた観客がその美貌と確かな演技力に熱狂した。日本映画界が黄金期を迎えていた時代、彼女はまさに時代のアイコンとして眩しい光を放ち始めたのだ。