安井金比羅宮でご利益を正しく授かるためには、古くから伝わる参拝作法を忠実に守ることが肝要です。境内の象徴である巨大な石構造物「縁切り縁結び碑(いし)」を通じた祈願は、以下の明確な手順に沿って行います。
まず、手水舎で心身を清めた後、本殿へ参拝(二礼二拍手一礼)することが大前提です。本殿への挨拶を省略して碑へ直行するのは礼を失する行為にあたります。
次に、本殿近くに用意されている「形代(かたしろ・身代わりのお札)」に願い事を記入します。100円程度以上の志納金を納め、形代の中央に「断ち切りたい悪縁」と「結びたい良縁」を明確かつ具体的にしたためます。他者を呪うような言葉ではなく、「〇〇との悪縁を断ち、自分らしい人生を歩む」といった前向きな主体的決意を書くことが推奨されます。
形代を手に持った状態で、碑の正面(表側)から穴をくぐり抜けます。これによって悪縁を断ち切る意味を持ちます。続いて、裏側から表側へ向かって再び穴をくぐり抜けることで、良縁を結ぶ祈願が成立します。最後に、手に持っていた形代に糊をつけ、碑の空いている場所へ丁寧に貼り付けます。